2009.08.17 頸髄損傷者のマニュアルが必要

 「脊損ケア手帳」(大阪脊髄損傷者協会編、大阪府発行)と
 「脊損ヘルスケア・基礎編」・「脊損ヘルスケア・Q&A編」(日本せきずい基金)は
 自立生活を始める時に参考になりそうだから読もうと思いつつ自立生活の準備が忙しくて読んでなかった。

 自立生活を始めて半年経って余裕が出てきたので斜め読みしてみた。

 頸髄損傷者には、少なくとも自分には自立生活に関してあまり参考にならなそうだ。

 脊損ケア手帳はやはり頸髄損傷と他の脊髄損傷は全然違うという事を気づかせてくれる。

 脊損ヘルスケア・基礎編の中に「障害の受容」に関する項があるが、読んでいて違和感がある以上に腹立たしくなってくる。
 『脊髄損傷後の精神的変化に配慮〔ハイリョ〕するならば、マヒという大きな衝撃に直面して、心理的にもまさに混乱のまっただ中にあるこの時期は、障害の不治宣言を行って障害の受容を働きかける絶好の時期であると考えられています。』なんて混乱した心理状態に乗じて働きかけるのは降り込め詐欺かキャッチセールスの手法である。人の気持ちが分からない「心の理論」に障害のある私の国立別府重度障害者センターの担当ケースワーカー並みの感性なのか。日本のメンタルケアが欧米より50年以上遅れているというのが良く分かる。

 頸髄損傷が他の脊髄損傷と大きく異なる損傷であるからなのかリハビリの期間に関する記述など現行の社会保険法と障害者自立支援法にこじつけたのかと思ってしまう。リハビリは早い方が良いというのは分かるがペースや期間は全て当事者一人一人に合わせて信頼関係を築きながらステップを上がらないと効果が上がらない。

 「Yes, You Can!脊髄損傷者の自己管理ガイド」(全国頸髄損傷者連絡会)の方が頸髄損傷者にも当てはまり具体的な例も多く非常に参考になる。これの日本の頸髄損傷者版を作らないと。

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