高松市由良町で大量のヒシ、今年も川に異常繁殖 ほら播磨灘は痩せてないのでは?ヒシなら実を収穫して食べましょう

大量の水草、今年も川に異常繁殖 昨年1千万円かけ除去したのに:朝日新聞デジタル より

ボートに乗って水草を取り除く作業員=2021年9月10日、高松市由良町、木下広大撮影

大量の水草、今年も川に異常繁殖 昨年1千万円かけ除去したのに
木下広大
2021/9/15 14:11

昨年、春日川を埋め尽くしたホテイアオイ=2020年11月5日、高松市、ドローンで矢木隆晴撮影
水面を覆うヒシ=2021年9月10日、高松市由良町、木下広大撮影
川を覆っている水草のヒシ=2021年9月10日、高松市由良町、木下広大撮影
緑に覆われた春日川。作業員が除去した水草をブルーシートの上に運び上げている=2021年9月10日、高松市由良町、木下広大撮影
水草のヒシなどに覆われた春日川中流=2021年9月10日、高松市由良町、木下広大撮影
 見渡す限り、どこまでも続く緑。高松市東部を流れる春日川が大量の水草に覆われている。昨年も水草が異常繁殖し、香川県が約1千万円の費用をかけて除去したが、今年は別の水草が大繁殖。頭を抱えながら、再び除去作業に追われている。
 今年増えているのは、一年生の水草・ヒシ。水面に葉を浮かべ、根を川底まで長く伸ばすのが特徴だ。とがった堅い実は、忍者が追っ手にばらまく「まきびし」の原型としても知られる。
 高松土木事務所によると、ヒシは河口から6キロほど上流の一帯、約5・5キロにわたって断続的に水面を覆っている。6月ごろから増え始め、数十メートルある川幅を覆い隠すほどになった。
 昨年は南米原産の水草、ホテイアオイが同じ川面を緑一色にした。除去した結果、今年は入れ替わるように在来種のヒシが大量繁殖した。どちらも葉が水面を覆い尽くすため、日光が遮られ、水中の酸素量が減って魚などがすみにくくなる可能性がある。
 県は9月から、ショベルカーやボートを使って水草を陸に引っ張り上げ、少しずつ取り除いている。ヒシの除去は初めてだが、在来種のため、全部取り除かずに残す。一方の外来種のホテイアオイも今年も一部で繁殖しているため、優先的に除去するという。作業は1カ月ほど続き、費用も昨年と同じ1千万円程度かかる見込みだ。
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 なぜ春日川で毎年のように水草が大量発生するのか。
 河川の生態系に詳しい香川大農学部の山田佳裕教授は「香川は水が少なく、特に春日川は農業用水として水をためる堰(せき)が多い。そうすると水の流れが遅くなり、池と同じようにヒシなどの浮遊植物が増えやすい状態になる」と、香川ならではの特徴が水草の異常繁殖の背景にあると指摘する。
 「昨年ホテイアオイを取り除いたことで、競合する相手がいなくなり、ヒシが増えやすい環境になったのでは。ただ、ヒシが出ていなければ、アオコが発生していたかもしれないし、人間が生態系をコントロールするのは難しい」と話す。(木下広大)


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