鉄腕ダッシュウニ! キャベツウニ、厄介者をブランドへ 神奈川県が商標登録

キャベツウニ、厄介者をブランドへ 神奈川県が商標登録:朝日新聞デジタル より

キャベツウニ、厄介者をブランドへ 神奈川県が商標登録
茂木克信
2021/1/4 9:09
「キャベツウニ」の養殖技術を研究する臼井一茂主任研究員(奥)ら=2017年4月、三浦市の神奈川県水産技術センター
逗子市の小坪漁協から出荷された「キャベツウニ」=2020年7月6日午前9時11分、神奈川県逗子市小坪、織井優佳撮影
キャベツを食べるムラサキウニ=神奈川県水産技術センター提供
キャベツを食べるムラサキウニ=神奈川県水産技術センター提供
 磯の海藻を食い荒らす厄介者のムラサキウニを駆除し、流通規格外の廃棄キャベツを与えて身入りを良くした「キャベツウニ」を、神奈川県が商標登録した。全国では、白菜やブロッコリーなど様々な廃棄野菜によるウニの養殖の研究が進む。今後、思いもよらない「キャベツウニ」が登場する可能性も出てきた。

 県水産技術センター(三浦市)によると、商標は昨年7月14日に出願し、10月21日に登録された。漁業者や水産関係団体であれば、県内外を問わず、県から許諾を受ければ無償で使える。使用の申請は今年4月から受け付ける予定。廃棄キャベツによるウニの養殖は、県内では横須賀、小田原、逗子、三浦の4市内の漁業者や、川崎市内の生鮮市場が取り組んでいる。
 今回の商標の対象はキャベツに限らず、廃棄される流通規格外の野菜などで育てた生鮮のウニや、そうしたウニを使った加工水産品としている。北海道では白菜、三重県ではミカン、山口県ではトマトやアスパラガス、愛媛県ではブロッコリーを使ったウニの養殖の研究が進んでいる。これらも漁業者ら生産者から要望があれば、「キャベツウニ」として商標の使用を許諾する方向だという。
 同センター企画指導部の臼井一茂主任研究員(51)によると、県内の沿岸では15年ほど前から磯の海藻がなくなる「磯焼け」の現象が起き、原因生物のウニなどの駆除が行われてきた。ウニは雑食性で、駆除した個体に様々な食材を与えたところ、三浦半島名産のキャベツをよく食べた。


関連記事Similar Posts:

カテゴリー: 気になるニュース パーマリンク