和歌山・紀三井寺にエレベーター 石段60段分を結ぶ 開創1250年事業で整備 – 毎日新聞 より
和歌山・紀三井寺にエレベーター 石段60段分を結ぶ 開創1250年事業で整備
毎日新聞 2020年11月16日 10時47分(最終更新 11月16日 10時47分)
和歌山市の紀三井寺で初めてとなるエレベーターが完成し、13日に披露された。参拝者の利便性向上を図る目的で、開創1250年の記念事業として整備された。
本堂周辺とトイレがある山上駐車場周辺とを結び、高低差は約11メートル。寺全体の石段の4分の1に相当する約60段の上り下りを省略できるという。
信徒総代を代表して島精機製作所(和歌山市)の島正博会長と、工事を請け負った浅川組(同)の池内茂雄会長兼社長が、施設と本堂周辺を結ぶ橋を渡り初めし、テープカットをして完成を祝った。
前田泰道貫主は「石段があるためお参りできない人もいて、バリアフリーは宿願だった。完成は一部だが、別の場所にも整備していきたい」と話した。【新宮達】