JR九州委託駅でも車いす介助可能へ

JR委託駅でも車いす介助可能へ|NHK 宮崎県のニュース より

JR委託駅でも車いす介助可能へ
06月12日 18時20分

JR九州は、社員がいない「簡易委託駅」での車いすの利用者の介助について、JRの社員にしか認めていない今の方針を転換し、一部の駅では、自治体などに委託する業務に車いすの介助も加える方向で調整していることがわかりました。

JR九州は、5年前から自治体などに管理を委託している「簡易委託駅」や、「無人駅」で車いすを利用する際は、安全性を理由に事前予約を求めたうえで、安全教育を受けた社員をそのつど派遣し介助しています。

しかし、日豊本線の川南駅では業務を請け負う町の観光協会の職員が、利便性の向上のため長年、介助をしていたことが5月にわかり、JRは介助を認めず、駅のスロープを撤去するなどしていました。

利用者や障害者団体が抗議し、署名活動を始めるなどした結果、10日、障害者団体に、社員以外でも介助できるよう、調整すると伝えてきたということです。

JR九州宮崎総合鉄道事業部は、NHKの取材に対してこうした事実を認め、今後、委託業務に車いすの介助を盛り込み、安全教育を受けてもらう方向で町と協議していることを明らかにしました。

「障害者自立応援センターYAH!DOみやざき」の山之内俊夫副理事長は、「乗りたいときに乗れるのが本来のあるべき姿で、JRの認識は甘い。安全性を盾にせず、改めて考えてほしい」と訴えています。

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