患者への面会から院内感染か 京都・堀川病院の9人新型コロナウイルス感染

年寄と若者は自分だけは大丈夫だという呪いにかかっている。

患者への面会から院内感染か 京都・堀川病院の9人感染 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

患者への面会から院内感染か 京都・堀川病院の9人感染
2020/4/14 11:31

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、堀川病院(京都市上京区)の患者や職員ら計9人の感染が12日までに確認された。うち1人は11日に亡くなった。京都市は、患者への面会を発端に院内感染が広がった可能性があるとみて調べている。
 市によると、ある60代女性が3月31日、病院の入院患者に面会した。女性はその4日前、倦怠(けんたい)感や味覚・嗅覚(きゅうかく)障害などがあった。面会後の4月12日、検査の結果、陽性だと分かった。
 この女性が面会した入院患者は、4人部屋にいた。この病室で入院していた70~90代の女性患者4人は10~12日、いずれも陽性と判明。うち70代女性は11日、新型コロナウイルス感染症に伴う急性呼吸不全で亡くなった。また、それぞれ別の病室で入院していた70代と80代の女性2人も、感染が確認された。
 病院によると、感染が確認された患者6人は、いずれも急性期治療の後に療養する地域包括ケア病棟に入院していた。6人の患者らを担当していた看護師の30代女性と、この病棟で勤務する看護助手の40代男性も陽性だと分かった。

 病院は、家族だけに面会を認め、体温を確認した上で15分を限度としていた。1日からは全面的に面会を禁止した。感染が確認された10日には救急や外来診療(人工透析を除く)、新規入院などを当面の間、全面的に中止すると発表。「市保健所の指導のもと、患者様、職員の安全のため職員一同全力で調査、対応を進めて参ります」とした。(高井里佳子、高嶋将之、権敬淑)
多くの病院が面会を原則禁止

 入院病棟がある京都府内の多くの病院は、患者への面会を原則、断っている。
 京都市上京区の府立医大付属病院は3月19日から、原則、面会を受け入れていない。洗濯物や日用品などの受け渡しは10分以内とし、患者が子どもの場合も含め、家族以外の面会を断っている。
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堀川病院には、面会を断る案内が貼られていた=2020年4月13日午後、京都市上京区堀川通今出川上ル、白見はる菜撮影
 長岡京市の長岡ヘルスケアセンターは、必要不可欠な面会の際、外来患者と同じように面会者の体温を測っている。気分、体調や味覚の異常がないかなど問診もしているという。舞鶴市の舞鶴医療センターも、2日から面会を断っている。職員が家族から着替えや日用品を受け取り、患者に渡すなど、患者との接触を減らすように努めているという。
 医療施設での感染拡大を防ぐため、厚生労働省は2月末、全国の都道府県などに留意点を伝え、面会に一定の制限を設けることや、面会者に検温してもらい、発熱がある場合には面会を断るなどの対応を検討するよう求めた。府はこれらの留意点を医療機関を通じて関係者に周知している。
 府健康対策課の担当者は「面会者が、病院にウイルスを持ち込まないことが大切。病院の感染予防策を確認して、本当に必要な面会なのかをよく考えてほしい」と話している。(白見はる菜)


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