技術立国日本!

IHI、航空エンジンで無資格検査 「数年間に数百台」か – 毎日新聞2019年3月5日より
IHI、航空エンジンで無資格検査 「数年間に数百台」か
毎日新聞2019年3月5日 11時28分(最終更新 3月5日 12時06分)

 IHIは5日、民間航空会社から受託するジェットエンジンの整備事業を巡り、数年間にわたり必要な資格を持たない従業員が検査をしていたことを明らかにした。国土交通省の1月の立ち入り検査で発覚。同省は不正内容を精査したうえで、処分することを検討している。

 航空法によると、航空エンジンの整備事業者は、整備方法を定めたうえで国交省の認定を受ける必要があり、検査や修理など各工程の担当者に必要な社内資格も規定されているが、IHIは一部の工程で無資格の従業員に検査をさせていた。

 IHIは、瑞穂工場(東京都瑞穂町)でエンジンの整備事業を実施。格安航空会社(LCC)など国内外の航空会社から年平均で約150台の整備を受託しており、不正検査の対象となったエンジンは数百台に上る可能性がある。ただ、国交省は直ちに安全上の影響があるとはみておらず、現時点ではリコールは予定されていない。

 ただ、航空機の主力部品の検査で不正があった事実は重く、石井啓一国交相は5日の閣議後記者会見で「不正が行われたことは誠に遺憾だ。判明した事実に基づき、必要な行政処分などを行うべく検討を進める」と語った。

 IHIの2018年3月期の連結決算で、航空エンジンの整備事業を含む「航空・宇宙・防衛」部門の営業利益は601億円と、全体の8割以上を占める。

【柳沢亮、花牟礼紀仁】

関連記事Similar Posts:

カテゴリー: 気になるニュース パーマリンク