男女平等度、日本またG7最下位どころか149カ国中110位 1位は10年連続同じ

男女平等度、日本またG7最下位 1位は10年連続同じ:朝日新聞デジタルより
男女平等度、日本またG7最下位 1位は10年連続同じ
ジュネーブ=吉武祐 2018年12月18日08時27分

日本メディア向けに記者会見したザヒディ氏=17日、ジュネーブ、吉武祐撮影

 世界の政財界の指導者が集うダボス会議で知られる世界経済フォーラム(WEF)が18日に発表した2018年の男女格差(ジェンダーギャップ)報告書によると、男女平等度で日本は149カ国中110位だった。昨年の114位から3年ぶりに順位を上げたが、主要7カ国(G7)では引き続き、最下位だった。1位はアイスランドで「男女平等の最も進んだ国」の地位を10年連続で保った。

 報告書は経済、教育、健康、政治の4分野14項目でどれだけ格差が縮まったかを指数化し、国別に順位をつける。100%を完全な平等とすると、今回、世界の格差は平均で68・0%。日本は前年の65・7%から66・2%に改善した。

 日本は、女性の国会議員数が依然として少ないことが響き、女性の意思決定への参加をはかる政治分野で、前年の123位から二つ順位を下げた。経済分野では、労働人口における女性の比率や男女間の所得格差などすべての項目で指数は改善されたものの、調査対象の国が増えた影響もあって、順位は前年の114位から三つ下がった。

 同フォーラムの調査責任者サーディア・ザヒディ氏は、日本には父親の育休取得やテレワークが拡大するような職場の文化が必要だ、と提言した。また、多くの女性が大学に進むことを評価しつつも、女子を不利に扱う医学部の不適切入試に言及。「あるべき姿に逆行する動き」と指摘した。

 ランキングを地域別に見ると、1位から4位までを北欧諸国が占め、西ヨーロッパ全体では格差縮小率が75・8%だった。東アジア・太平洋は68・3%で、順位は中国が103位、韓国が115位と振るわなかった。

 WEFは今回、米ビジネス向けインターネット交流サイト(SNS)「リンクトイン(LinkedIn)」と共同で、人工知能(AI)産業の男女格差も調査。AIの専門職に占める女性は22%で、男性の78%と大きな開きがあると報告し、格差縮小への対策が必要だとした。(ジュネーブ=吉武祐)

関連記事Similar Posts:

カテゴリー: 気になるニュース パーマリンク