『外骨格系歩行アシスト装置(ReWalkTM)の使用にて歩行が可能となった第7胸髄完全損傷症例』の欺瞞

外骨格系歩行アシスト装置(ReWalkTM)の使用にて歩行が可能となった第7胸髄完全損傷症例
(第50回日本理学療法学術大会抄録集)より 

O-0757
緒方 友登1), 久原 聡志1), 明日 徹1), 舌間 秀雄1), 和田 太2)
1)産業医科大学病院 リハビリテーション部, 2)産業医科大学 リハビリテーション医学講座

タイトルだけを読むと完全損傷の脊髄損傷者が歩行アシスト装置を使用したリハビリによって自立歩行が可能となったかのように思ってしまう。
本文を読むと欺瞞だった。悪意さえ感じる。

『今回,第 7 胸髄完全損傷による完全対麻痺患者対し,本邦で初めて RW で歩行可能となった事例を経験したので報告する。』

「本邦で初めて」という「歩行」は

『RW は装着者の重心移動を検出して歩行を行うため,完全対麻痺患者でも歩行が可能である。』

そしてRWとは

『RW は,両下肢に装着する立位支持装置に,コントローラとバッテリが内蔵されたリュックサックを接続して使用する外骨格型歩行アシスト装置である。RW は装置自体の立位保持機能がないため,ロフストランド杖を両上肢で使用してバランスを取る必要がある。RW は装着者の重心移動を検出して歩行を行うため,完全対麻痺患者でも歩行が可能である。骨盤部には加速度計が設置されており,上体傾斜角度を検知する。また,股関節と膝関節に内蔵されている運動モータは重心移動を検知して歩行動作を行う。RW には歩行動作に加え,起立,座位,段差昇降の動作が可能である。各動作は時計型のスイッチにてコントローラと無線接続し,動作を始動する。』

脊髄損傷者がRWに立位で乗って体重移動によってRWが歩行する。
つまり、脊髄損傷者がRWという2足歩行型セグウェイを操作した、ということだ。

なお訓練前には

『下肢痙縮に対しては毎回の練習開始前に抗痙縮薬の内服と,集中的な下肢のストレッチを実した。』

これでは日常生活にはつながらない。

転倒したらどうなるのだろう。

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