女川原発1号機廃炉へ 運転開始35年、安全対策難しく

女川原発1号機廃炉へ 運転開始35年、安全対策難しく:朝日新聞デジタルより
女川原発1号機廃炉へ 運転開始35年、安全対策難しく
山田雄介、志村英司2018年10月25日13時03分

 東北電力は、東日本大震災から稼働を停止している女川原発1号機(宮城県女川町、同県石巻市)を廃炉にする方針を固めた。運転開始から35年目を迎え、原則40年の運転期限が迫っていた。同社は午後にも廃炉について宮城県や立地自治体に説明する。

 1号機は1984年に営業運転を始めた沸騰水型炉。2号機と3号機、東通原発(青森県東通村)を含め、震災後に稼働を停止している同社の原発4基の中で最も古い。震災後に策定された新規制基準で、原発の運転期限は原則40年とされる中、老朽化が指摘されており、原子力規制委員会の適合性審査には申請していなかった。

 また出力も52万4千キロワットで、82万5千キロワットの2号機や3号機と比べると小型で、経済性に乏しい点も判断に影響したとみられる。格納容器の直径が2号機の約23メートルに対して約10メートルと新規制基準を満たすための安全対策工事などが難しい面もあった。

 2号機は2020年度以降、東通原発は21年度以降の再稼働を目指し、規制委の適合性審査を受けている。3号機についても審査の申請に向けた準備を進めている。

 原田宏哉社長は9月27日の定例会見で、「廃炉も選択肢の一つとして具体的な検討を進める」と述べ、1号機の廃炉について初めて言及していた。(山田雄介、志村英司)

関連記事Similar Posts:

カテゴリー: 原子力はパンドラの箱, 気になるニュース パーマリンク