障害者差別事例-NHK首都圏 NEWS WEB UDタクシーで車いすの乗車拒否 ローカルニュース扱いは情報提供の差別だ

UDタクシーで車いすの乗車拒否|NHK 首都圏のニュースより
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UDタクシーで車いすの乗車拒否
10月20日 18時00分

通常のタクシーよりも大型で障害者などが乗りやすいとして国が導入を進めている「ユニバーサルデザインタクシー」で、車いすの利用者が予約や乗車を断られるケースがあることが障害者団体の調査でわかりました。

ユニバーサルデザインタクシーは、障害者や高齢者でも乗りやすいよう通常よりもドアが大きく車内のスペースも広く作られたタクシーです。
国がタクシー会社に購入のための補助金を出すなどして導入を進めていて、東京都ではオリンピックとパラリンピックが開かれる2020年度までに全体のおよそ5分の1にあたる1万台の導入を目指しています。
ところが、障害者が作る団体の「DPI日本会議」が先月までの4か月間に全国の車いすの利用者にインターネットを通じて利用状況を尋ねたところ、回答を寄せた44人のうち11人が、予約や乗車を断られていたことが分かりました。
具体的には、運転手から「研修を受けていない」と言われて乗車を断られたり、事前にタクシー会社に電話すると「予約は受け付けていない」と言われたケースがありました。
国土交通省によりますと、車いすが規定の大きさや重さを超えるなどのやむを得ない理由を除いて、乗車を拒否するのは道路運送法に違反するおそれがあるということです。
調査したDPI日本会議の今西正義顧問は、「共生社会を目指すために導入したはずなのに、乗車拒否があると何のためのタクシーなのかと思う。こういうことの無い社会になってほしい」と話し、国にタクシー会社への指導を徹底するよう求めています。
手足のマヒで電動車いすに乗っている東京・大田区の石川明代さんは、(52)今月15日、駅前でユニバーサルデザインタクシーに乗ろうとしたところ、運転手から「電動車いすは重いから乗せられない」と断られたといいます。
しかし、タクシーに備わっているスロープは200キロの重さまで耐えられるようになっていて、石川さんの車いすは22キロと、自分の体重と合わせても問題なく乗車出来たはずでした。
石川さんは、「私たちが願っていたタクシーがようやく出来たと喜んでいたのに、乗車を拒否され悲しかったです。国や自治体は東京オリンピック・パラリンピックに向けてバリアフリー社会の実現を目指していますが、理想通りになっていないように思います」と話していました。
乗車を断ったタクシーの運行会社は、NHKの取材に対し、運転手の対応が不適切だったと認めたうえで、「お客様に謝罪したい。同じことが起きないよう運転手の研修を増やすなど最大限努力していきたい」と話しています。

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