新潮社社長「常識を逸脱した偏見」 杉田論文特集に見解

新潮社社長「常識を逸脱した偏見」 杉田論文特集に見解:朝日新聞デジタルより
新潮社社長「常識を逸脱した偏見」 杉田論文特集に見解
2018年9月21日17時56分

 新潮社の月刊誌「新潮45」が18日発売の10月号に掲載した企画「そんなにおかしいか『杉田水脈(みお)』論文」に対して社内外から多くの批判の声が上がっている問題で、新潮社の佐藤隆信社長は21日、見解を公表した。全文は以下の通り。

     ◇

 弊社は出版に携わるものとして、言論の自由、表現の自由、意見の多様性、編集権の独立の重要性などを十分に認識し、尊重してまいりました。

 しかし、今回の「新潮45」の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」のある部分に関しては、それらを鑑みても、あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられました。

 差別やマイノリティの問題は文学でも大きなテーマです。文芸出版社である新潮社122年の歴史はそれらとともに育まれてきたといっても過言ではありません。

 弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です。

作家の星野智幸さんの話
 作家の星野智幸さんは、新潮社の佐藤社長のコメントを受けて、「今回の件で傷ついた当事者のことを思う言葉がないのが一番残念です。『杉田水脈論文』そのものについて何も言及されていないことも、とても残念です」と話した。

 「何年も前から差別的な言論が社会問題となっている中、各言論機関は、自社がどういう認識を持つべきか考えるべきなのに、大手出版社は無関心な傾向があった。その姿勢が今回の『杉田水脈論文』やその後の企画を生んでしまったと思う」

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