伊丹市長殿 「日本一安全・安心なまち伊丹」に市内に住む重度身体障害者も含めてください

伊丹市長殿

「日本一安全・安心なまち伊丹」に市内に住む重度身体障害者も含めてください
1.障害者医療の助成に訪問看護を含めてください
2.伊丹市営住宅のバリアフリー化改修を推進してください

 伊丹市政におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 さて伊丹市では「ずっと安心して暮らせるまち」をスローガンに掲げて様々な施策が推進されています。また国の補助金を除いても100億円以上の予算をかけて市役所本庁舎の新築計画が進行されています。
 これだけをみると伊丹市政は素晴らしいと思うところですが残念ながらそこに私のような重度身体障害者は含まれていないのかと疑念を抱かざるをえない現状があります。ぜひ私のような重度身体障害者も安心して暮らせる伊丹市を実現されるようお願いいたします。

●伊丹市の現状
 表題の2点については以下の通りです。
「「伊丹市障害福祉計画(第5期)・障害児福祉計画(第1期)素案」についての意見(パブリックコメント)募集の結果を公表します/伊丹市ホームページ」(2018年2月)
http://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/KENKOFUKUSHI/SYOGAIF/sonota/shougaifukushikeikaku/1516159986969.html
より
『番号8
ご意見の要旨
 重度障がい者の地域生活の施策が不足している。
1.伊丹市営住宅のバリアフリー化の推進が必要・車椅子を使用している障がい者が独居できるバリアフリーな居室を市営住宅を造らないと地域生活は始まらない。
2.重度障がい者の訪問看護師の費用の補助が必要・重度障がい者だけが高額な自己負担に苦しんでいる。

本市の考え方
 本計画は、障害福祉サービス等の円滑な実施について、その見込み量や確保のための方策を計画するものです。障がい者の地域生活を支えるうえで、住まいの確保は重要な課題の一つです。本市の市営住宅は、建設から数十年が経過しており、バリアフリー化が十分とは言えない状況であり、本市の住宅政策としましては、今後、障がい者が安心して入居できるバリアフリー化された住宅の整備について検討していきます。重度障がい者の訪問看護費用に対する補助についてですが、現在、本市では重症心身障害者(児)訪問看護療養費負担軽減助成金を設けて、肢体不自由の身体障害者手帳1級と療育手帳Aの両方を所持される障がい者(児)に対して、訪問看護利用料の一部を助成しています。また、他にも指定難病・小児慢性特定疾病医療費助成制度や遷延性意識障害者訪問看護利用助成事業によっても、訪問看護利用料が一部助成される制度があり、これらの制度を活用し、重度障がい者の訪問看護利用に対する支援を行っております。ただ、上記助成金の対象とならない重度障がい者の方においても、訪問看護を利用されている場合がありますので、そのような方たちの利用実態等を確認のうえ、検討していきます。』

訪問看護については伊丹市ホームページは
「障害者医療、高齢障害者医療、母子家庭等医療の助成内容/伊丹市ホームページ」
http://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/KENKOFUKUSHI/KOKI_IRYOF/HUKUSIIRYOSEIDO/1385630932187.html
に『受給者証の使用方法及び注意事項について』で
『6.保険診療であっても、訪問看護ステーションによる訪問看護については、受給者証は使えません。』
となっています。

 「本誌の考え方」で応えられている「検討していきます」はビジネスでは「いつか答えられないが機会があれば考えるかもしれない」と同義です。これらの課題は早急に着手して解決する必要のある課題です。
 伊丹市ホームページの障害者医療の助成に訪問看護を含めないことをわざわざ記載している現状には不快感を禁じえません。

●住居と医療は障害者の生存権です
 障害者基本法に
「障害者基本法:障害者施策-内閣府」
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kihonhou/s45-84.html
『第二章 障害者の自立及び社会参加の支援等のための基本的施策
 (医療、介護等)
第十四条 国及び地方公共団体は、障害者が生活機能を回復し、取得し、又は維持するために必要な医療の給付及びリハビリテーションの提供を行うよう必要な施策を講じなければならない。

 (住宅の確保)
第二十条 国及び地方公共団体は、障害者が地域社会において安定した生活を営むことができるようにするため、障害者のための住宅を確保し、及び障害者の日常生活に適するような住宅の整備を促進するよう必要な施策を講じなければならない。』
とあります。

●1.障害者医療の助成に訪問看護を含めてください
『重症心身障害者(児)訪問看護療養費負担軽減助成金を設けて、肢体不自由の身体障害者手帳1級と療育手帳Aの両方を所持される障がい者(児)に対して、訪問看護利用料の一部を助成しています。また、他にも指定難病・小児慢性特定疾病医療費助成制度や遷延性意識障害者訪問看護利用助成事業によっても、訪問看護利用料が一部助成される制度があり、これらの制度を活用し、重度障がい者の訪問看護利用に対する支援を行っております。』
 伊丹市の現状で身体障害者手帳1級だけを所持する私のような重度身体障害者に対する訪問看護だけが助成対象外となっているのは公平性を欠いた差別的扱いと言わざるを得ません。
 平成30年4月1日より大阪府で身体障害者手帳1、2級だけを所持する重度身体障害者に対する訪問看護費用の助成が開始されました。
 伊丹市と同様な不公平な扱いは全国で明石市、小野市を除いた兵庫県下の市町村のみとなっています。
 「日本一安全・安心なまち伊丹」が日本で一番遅く助成されるということにならないよう遅くても2019年度から助成対象に含めるよう手続きを始めてください。

●2.伊丹市営住宅のバリアフリー化改修を推進してください
 100億円以上をかけて本庁舎を建て替える財政政策なら数件からでも市営住宅のバリアフリー化改修は可能なはずです。
 改修計画だけでも着手してください。

 「日本一」なら周辺の様子をうかがうのではなく正しいことを行ってください。
 どうか名実共に「日本一安全・安心なまち伊丹」を実現くださるようお願いいたします。


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