「ごみ屋敷」1年で半減 神戸市の対策とは? 原因の多くは社会福祉支援漏れ

「ごみ屋敷」1年で半減 神戸市の対策とは?:朝日新聞デジタルより
「ごみ屋敷」1年で半減 神戸市の対策とは?
岩田恵実2017年12月28日19時36分

 自宅に大量のごみをため込む「ごみ屋敷」問題で、昨年8月に105件あった神戸市内のごみ屋敷が、約1年間で56件にほぼ半減した。市が発表した。昨年10月に対策条例が施行され、住民らの情報を行政機関などの関係部署で共有。個々に応じたサービスを提供したことなどが減少につながったとしている。

 条例では、廃棄物で悪臭が発生したり、火災が起きるおそれがあったりする建物をごみ屋敷と定義し、住民らに解消を義務づけている。解消しない場合、住民らの同意がなくても行政側が代執行でごみを撤去することができる。

 また条例に基づき、ごみ屋敷の住民らの生活情報などを行政機関が共有する連絡会議を設け、適切な部署が迅速な対策を取れるようになった。たとえば、障害のある40代女性は1人でごみを片付けることができなかったため、社会福祉法人職員らが撤去を支援したという。

 市によると、市が昨年8月時点で確認していたごみ屋敷105件のうち73件が解消。その一方で24件増加し、今年9月時点で56件になった。条例に基づく支援などにより解消されたのは42件で、ごみを強制撤去したケースはないという。

 解消できた住宅のうち約7割は、住民に病気や障害があり、ごみを出すことができなかったという。市の担当者は「所有者への支援を通じ、ごみ屋敷の解消に粘り強く取り組みたい」としている。(岩田恵実)

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