視覚障害の男性がホーム転落、電車にはねられ死亡 大阪

視覚障害の男性がホーム転落、電車にはねられ死亡 大阪:朝日新聞デジタルより
視覚障害の男性がホーム転落、電車にはねられ死亡 大阪
2017年10月2日12時48分

 大阪府高石市取石2丁目のJR阪和線富木(とのき)駅で、1日午後9時25分ごろ、無職椋橋(くらはし)一芳さん(59)=同市取石1丁目=がホームから転落し、天王寺発和歌山行きの下り快速電車(8両編成、乗客約600人)にはねられた。椋橋さんは病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。椋橋さんには視覚障害があったといい、府警は過って転落したとみて調べている。

 府警によると、姉は椋橋さんが幼い頃から全盲だったと説明しているという。近くには視覚障害者が使う白杖(はくじょう)が落ちていて、所持品のバッグには、障害者手帳があった。

 目撃者の話や防犯カメラの映像では、椋橋さんははねられた電車の前に到着した下り電車から降りた後、白杖をつきながらふらつく様子でホームを歩いていて、その後に転落。運転士が約100メートル手前で発見して非常ブレーキをかけたが間に合わなかったという。乗客にけがはなかった。

 高石署によると、椋橋さんは普段からこの駅を利用。1日は昼ごろに近くに住む姉に連絡し、出掛けたという。

 椋橋さんを度々駅で見かけていたという60代女性は「夜に見かけることが多く、いつも慣れた様子で歩いていた。今朝のニュースを見て、まさかと思った」と話した。

 JR西日本によると、同駅には転落を防ぐホームドアはなかった。ホームには点字ブロックがあるが、視覚障害者らに線路の位置を認識してもらえるようにホーム内側を線状の突起で示す「内方線付き点字ブロック」ではなかった。国土交通省は、このブロックの設置を1日の乗降客1万人以上の駅などに求めているが、富木駅の2016年度の1日の乗降客数は約8千人だった。

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