関東大震災 朝鮮人犠牲者を追悼 小池都知事を批判 東京

関東大震災:朝鮮人犠牲者を追悼 小池都知事を批判 東京 – 毎日新聞より
関東大震災
朝鮮人犠牲者を追悼 小池都知事を批判 東京
毎日新聞2017年9月1日 20時16分(最終更新 9月1日 21時33分)

 東京都の小池百合子知事と墨田区の山本亨区長が追悼文の送付を今年から取りやめた「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」が1日、都立横網町公園(同区)内にある「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」前で開かれた。

 式典は、1923年の関東大震災時に虐殺された朝鮮人犠牲者を慰霊することを目的としており、日朝協会東京都連合会など3市民団体で構成する実行委員会が主催し、毎年9月1日に実施されている。今回は遺族や関係者ら約500人が参列した。

 昨年までは都知事名で追悼文を送付してきたが、都は同園内の慰霊堂で同時間帯に開かれている関東大震災の大法要に都知事が追悼文を寄せていることを理由に、今年から送付を取りやめた。

 式典後、実行委員長を務める日朝協会都連の宮川泰彦会長(76)は「式典で追悼しているのは、関東大震災で人の手により命を奪われた犠牲者。(追悼文の取りやめは)一人一人の命に寄り添う都知事の姿勢としていかがなものか。朝鮮人に対する虐殺の歴史からあえて目を背けているように思えてならない」と改めて批判した。

 一方、小池知事は同日の記者会見で虐殺事件についての認識を問われ、「全ての方々への哀悼の意を述べさせていただくという気持ちには変わりない」とした上で、「(虐殺の事実は)歴史家がひもとくものではないかと思っている」と述べた。

 関東大震災では、混乱の中で「朝鮮人が暴動を起こした」などのデマが広がり、多数の朝鮮人や中国人が殺害された。公園内の追悼碑には「六千余名に上る朝鮮人が尊い命を奪われた」と刻まれている。

 一方、公園内では追悼式とは別に「虐殺された人数」に疑問を抱く市民らが式典を開き、この式典に批判的な市民らと口論になり、警察官が制止に入る場面もあった。【柳澤一男】

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