カエルが鳴く理由は水があることを仲間に伝えるため

カエルが鳴く理由について考えた。 
都市化が進んで水田が減って、それに伴ってカエルの鳴き声も年々少なくなってきた。

自宅の横には5年前まで水田があって毎年水田に水を引いた日の夜からカエルの合唱が始まるのだった。
毎夜カエルの合唱が五月蠅くて蛇を大量購入して水田に放したいと思うほどであった。

カエルが鳴くのは雄だけのようなので雌を呼び寄せる繁殖の為と縄張り宣言の為だと見聞きした憶えがある。
最近までそう思っていたがカエルの合唱が五月蠅い夏のある夜に気がついた。

カエルの繁殖時期は水田に水が張られた時から数日間で終わる。
田植えが終わった水田では早苗の間をオタマジャクシが泳いでいる。
繁殖の為以外に鳴いている期間の方が圧倒的に長いので腑に落ちない。

次の縄張り宣言についてだが、そもそもカエルに縄張りが必要なのか疑問だ。
水田は虫の宝庫である。
水田の上では昼はツバメが夜はコウモリが飛び交って羽虫を捕まえていて、
その間をトンボが飛び交って羽虫を捕まえている。
カエルにとって縄張りを必要とするほど餌に困るとは考えられない。

そしてちょうど今頃、稲穂が首を垂れる頃になって水田から水が落とされると大合唱がぴたりと止む。
自宅の隣は水田ではなくなって雑草だらけの畑っぽい草原になってしまったのでかつてほどカエルの鳴き声が五月蠅くなくなってしまった。
しかし、雨が降って畑の畔の間に水たまりができるとその日の夜はカエルの大合唱が復活するのだ。
水たまりが干上がると大合唱はピタリと止む。

以上から、カエルが鳴く理由は水があることを仲間に伝えて種としての生存確率を高めるためであるという結論が導き出される。
種の存続に適した水たまりの存在を仲間に伝えて集合するために鳴く。
じゃあ何故雄だけが鳴くのかという問いには、メスは卵を抱えていてオスに対して種の保存上貴重なのでリスクを避けて鳴かないのだ。

参考
【日本のカエルの鳴き声図鑑】兵庫県のカエルの一覧表
【配布資料】カエル なぜ鳴くの? – オフィシャルPro|NACS-J
秋川上流域におけるナガレタゴガエルの生態学・発生学的研究と棲息(PDF)
第 5 回 両生類の産卵行動(PDF)
カエル類 7 種における繁殖生態と食性の関係性について(PDF)

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