考古学: オーストラリアへの到達年代がさらに早まった

Nature ハイライト:オーストラリアへの到達年代がさらに早まった | Nature | Nature Researchより
考古学: オーストラリアへの到達年代がさらに早まった
Nature 547, 7663
2017年7月20日

Madjedbebe遺跡から出土した、先端が砥がれた手斧の刃。

Credit: Gundjeihmi Aboriginal Corporation 2015
人類がオーストラリアに居住し始めたのはいつだったのか。今ではラガービールと「ワルチング・マチルダ」が連想されるオーストラリア大陸だが、この地に初めて人類が到達した年代に関しては、激しい論争が続いている。オーストラリア北部のMadjedbebeと呼ばれる遺跡で得られた複数の年代からは、現生人類が約6万~5万年前にオーストラリアに存在していたことが示されたが、以降これらの結果については強く異論が唱えられてきた。今回、この遺跡の新たな発掘調査で総合的なプログラムによる年代測定が行われた結果、人類がオーストラリアに到達したのは約6万5000年前であったことが確認された。この結果は、オーストラリアの大型動物相の絶滅や、近隣のインドネシアでのフローレス原人(Homo floresiensis)の消滅のはるか以前に、人類がオーストラリアに到達していたことを示している。

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