自民11人、民進4人、維新系会派2人、地域政党・京都党1人の京都市議18人、政活費を親族に支出 3年で4千万円超

京都市議18人、政活費を親族に支出 3年で4千万円超:朝日新聞デジタルより
京都市議18人、政活費を親族に支出 3年で4千万円超
波多野陽、松本江里加2017年5月14日03時00分

 議員の政務活動費(政活費)が、家族に流れている――。そんな実態が明らかになった。朝日新聞が2013~15年度の京都市議会の政活費を調べたところ、全67議員のうち4分の1を超える18人が政活費を親族に支出していた。妻などを事務所職員として雇用した人件費や親族の不動産への事務所賃料などで支払われた総額は、3年間で少なくとも4150万円にのぼる。

 京都市と名古屋市の議会では、生計を一にする親族への人件費に政活費をあてることは認められているが、他の政令指定都市の議会では禁じている。

 民法で規定される親族(6親等以内の血族、配偶者、3親等以内の姻族)への支出が確認された18議員の会派別の内訳は、自民11人、民進4人、維新系会派2人、地域政党・京都党1人。共産、公明、無所属には該当する支出が見つからなかった。

 3年間の支出総額が最も多かったのは津田大三議長(自民)の496万円。次いで吉井章議員(自民)の484万円、寺田一博議員(自民)の465万円、天方浩之議員(民進)の435万円だった。

 京都市議会では、人件費への支出が目立った。毎年議会に提出する領収書によると、吉井氏は妻への月給20万円の3分の2を政活費で支出。長男に給与を支払っていた時期もあった。寺田氏は妻への月給6万円の3分の1を政活費で支出。母には24万円の月給を支払い、うち10万~13万円を政活費でまかなっていた。天方氏は母に15万~20万円の月給を支払い、30万円の賞与を年2回支払った年もあった。その3分の2を政活費でまかなっていた。

 京都市議には年間1489万円の報酬(手当を含む)があり、政活費はそれとは別に年間480万円、支給される。議会質問のための調査など、市議としての調査研究に使うことができる。

 議員の親族への政活費の支出は、議員個人の財産になったり、政党や後援会などによる支出に流用されたりする可能性があるとして、全国の議会で制限される傾向にある。

 親族への人件費に政活費をあてている京都市議の多くは、政務活動以外の仕事に費やされた時間を差し引いて議会事務局に申請しているという。(波多野陽、松本江里加)

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