障害者差別事例-車いすの委員が会合出席できず 階段上がれず厚労省謝罪

車いすの委員が会合出席できず 階段上がれず厚労省謝罪:朝日新聞デジタルより
車いすの委員が会合出席できず 階段上がれず厚労省謝罪
井上充昌2016年11月11日19時20分
 障害者政策を検討するために厚生労働省が11日に開いた会合に、委員として招かれた障害のある男性1人が参加できなかった。男性は車いす利用者で、会場に入るのに必要な階段の上り下りができないため出席を断念。厚労省は不手際を認め、男性に謝罪した。

 会合は社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の障害者部会で、東京都千代田区内の民間の貸し会議場で開かれた。会場は中2階で、玄関から階段を40段上がる必要があり、エレベーターで2階まで上がると15段下がらないと入れない。

 男性の介助人が先に会場に到着して会議場までのルートを確認。男性が利用している電動車いすの重さは100キロほどあり、誰かに手伝ってもらって持ち上げることは危険だと判断した。介助人は男性に事情を連絡し、会場に向かう途中だった男性が出席を断念して引き返したという。

 厚労省の担当者は「同じビルの別の部屋で会合を開いたこともあり、まさかバリアフリーになっていないとは思っていなかった。事前にしっかり現場を見て確認すべきだった。反省している」と話す。会合は有識者や障害者ら約20人の委員が参加して開かれた。(井上充昌)

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