象牙売買反対!無登録で象牙売買した疑い 警視庁が3人を書類送検

無登録で象牙売買した疑い 警視庁が3人を書類送検:朝日新聞デジタルより
無登録で象牙売買した疑い 警視庁が3人を書類送検
阿部朋美2016年10月24日12時28分
 環境相への登録が必要な象牙を無登録で売買したとして、警視庁は24日、奈良県宇陀市の象牙加工業の男(53)ら3人を種の保存法違反(譲り渡しなどの禁止)容疑で書類送検し、発表した。

 生活環境課によると、他に送検されたのは、千葉市の会社員の男(54)と神戸市のアルバイトの男(49)。送検容疑は昨年4~8月、会社員とアルバイトの男がそれぞれインターネットのオークションサイトに出品した無登録の象牙計2本(計約14万4千円)を、象牙加工業の男が落札したというもの。3人は容疑を認め、「登録が必要なものだとは知らなかった」と話しているという。

 捜査関係者によると、2本のうち、一部が加工されている象牙(長さ約60センチ)は鑑定の結果、森林に生息するマルミミゾウという希少なゾウの牙と判明。専門家によると「密猟された象牙の可能性がある」とされる。

 象牙は、1989年のワシントン条約で国際取引が原則禁止された。日本国内では、90年1月以前に輸入された全形の象牙に限り、所有者が環境相に登録すれば、取引ができる。

 日本の象牙の国内市場は中国に次ぐ世界2位。象牙をめぐっては今月、野生動植物の取引に関するワシントン条約締約国会議で、象牙の密猟や違法取引の原因となる国内市場の閉鎖を勧告する決議が承認されたが、日本政府は、国内の象牙は適切に管理され閉鎖対象にはならないとの立場。ただ、実際は無登録売買が後を絶たず、警察による立件も相次いでいる。(阿部朋美)

関連記事Similar Posts:

カテゴリー: エコロジー(生態学), 気になるニュース パーマリンク