象牙売買反対!「ヤフオク」使って象牙売買 年間落札額は7億円超

「ヤフオク」使って象牙売買 年間落札額は7億円超:朝日新聞デジタルより
「ヤフオク」使って象牙売買 年間落札額は7億円超
阿部朋美2016年10月24日16時13分
 無登録の象牙売買に悪用されたのは、日本最大級のオークションサイト「ヤフオク!」だった。国際的な野生生物保護団体は、サイトを運営するヤフー・ジャパンに象牙取引の禁止を求めているが、取引は今も続いている。

 ワシントンとロンドンに拠点を置く団体「環境調査エージェンシー」(EIA)は昨年、ヤフオクで落札された象牙や象牙の加工製品の数の調査結果を公表した。ヤフオク全体の落札件数は頭打ちとなる中、象牙の落札件数は2005年から15年にかけて、7倍以上に急増。この間に取引された象牙はゾウ約7千頭分に相当するといい、加工製品を含む落札額は15年に7億円を超えた。

 全形の象牙は、環境相への登録が義務づけられており、14年6月以降は、インターネットで販売する際には登録を受けていることや登録番号を明示しなければならなくなった。だが、EIAの調査では、14年6月~15年11月にヤフオクに出品されていた象牙のうち、半分以上が明示されていなかった。

 このような状況が象牙の違法売買の温床になっているとして、EIAは今年3月、オークション内での象牙取引を全面禁止するようヤフー・ジャパンに要求。ネット上では、同調する145万人が署名した。

 しかし、ヤフオクで「象牙」を検索すると、現在でも約1万点の出品がある。NPO法人「トラ・ゾウ保護基金」の坂元雅行弁護士は「最近でも登録表示のない象牙が出品されている。規制のない売買によって違法な象牙が流通する恐れがある」と指摘する。

 ヤフー・ジャパンは象牙製品の売買に関して、「違法な取引は一切許容していない。常にサイト内のパトロールをしており、今後も捜査機関と連携していきたい」とコメントした。(阿部朋美)

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