「青年期における心理的自立(Ⅱ)-心理的自立尺度の作成-」の批判

CiNii 論文 –  青年期における心理的自立(II) : 心理的自立尺度の作成より
青年期における心理的自立(II) : 心理的自立尺度の作成(PDF)より
『要旨
本研究の目的は、①青年の自立の程度を測定する尺度を構成する、②依存性との関連から、構成された自 立尺度の併存的妥当性を検討する、③青年の自立と社会的行動との関連を検討する、という3点を通して、自立概念の構造を実証的に明らかにすることであった。310名の大学生を対象に質問紙調査を行い、以下の結果を得た。(1)因子分析により5因子を抽出し、これにもとづいて「価値判断・実行」、「自己統制・客観視」, 「現在把握・将来志向」、「適切な対人関係」、「社会的知識・視野」の5つの下位尺度を持つ、計29項目からなる心理的自立尺度(Psychological Jiritsu Scale:PJS)が構成された。(2)PJSと依存性尺度との偏相関は理論的に予測された結果にほぼ一致していた。(3)社会的迷惑行動は「自己統制・客観視」によって抑制され、 向社会的行動は「適切な対人関係」と「現在把握・将来志向」によって促進されていた。以上の結果から。 PJSは高い信頼性とある程度の妥当性をもった青年の心理的自立を測定するための尺度であることが確認さ れた。

問題
・・・略・・・
本研究では、自立と社会的行動との関連を探索的に検討することとした。ここでは社会的行動として社会的迷惑行動と向社会的行動を取り上げる。社会的迷惑行動とは「行為者が自己の欲求充足を第1に考えることによって、結果として他者に不快な感情を生起させること、またはその行為」(斎藤、1999)であり、向社会的行動とは「外的な報酬を期待することなしに、他人や他の人々の集団を助けようとしたり、こうした人々のためになることをしようとする行為」(Mussen&Eisenberg–Berg,1977)と定義されている。自立が社会適応の一指標となることを考慮すると、心理的に自立している人ほど、社会的に望ましくない社会的迷惑行動はせず、また社会的に望ましい向社会的行動を多く行うであろうと予測できる。そこで、心理的自立のどの側面が社会的迷惑行動を抑制し、向社会的行動を促進するのかについて検討する。』

まず『心理的自立尺度(Psychological Jiritsu Scale:PJS)』は「Psychological Independence Scale:PIS」にしようよ!

『社会的迷惑行動』の定義に客観性が無い

『社会的迷惑行動とは「行為者が自己の欲求充足を第1に考えることによって、結果として他者に不快な感情を生起させること、またはその行為」(斎藤、1999)』
行為者が『結果として他者に不快な感情を生起させること、またはその行為』なんて他者の感情を行為者は確認できない。
問題とすべきは他者の権利を侵害してるか否かだ。
要領が悪いだけで自立できてないというのは間違っている。

『向社会的行動とは「外的な報酬を期待することなしに、他人や他の人々の集団を助けようとしたり、こうした人々のためになることをしようとする行為」(Mussen&Eisenberg–Berg,1977)』
「外的な報酬を期待すること」の有無は問題とすべきではない。

親切で正直で素直な子供は心理的に自立できている?

質問内容が興味深い。
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