驚異の記憶力で過去の出来事を細部まで思い出せる「ハイパーサイメシア(超記憶症候群)」の人々の頭の中で起こっていることとは?

驚異の記憶力で過去の出来事を細部まで思い出せる「ハイパーサイメシア(超記憶症候群)」の人々の頭の中で起こっていることとは? – GIGAZINEより
2016年02月23日 21時00分00秒
驚異の記憶力で過去の出来事を細部まで思い出せる「ハイパーサイメシア(超記憶症候群)」の人々の頭の中で起こっていることとは?

「今までに至るまでの人生の出来事を、日付や曜日を指定して、まるで映画のワンシーンを見ているかのように事細かに描写することができる」という能力を持つ「ハイパーサイメシア(超記憶症候群)」の人々が、少数ながら世界には存在します。驚異的な記憶力が脳に秘められた能力の解明に役立つ可能性があるとして、多くの研究者の注目を集めているハイパーサイメシアですが、頭の中は一体どうなっているのか、2016年現在までに行われている研究をニュースメディアBBCが解説しています。

BBC – Future – The blessing and curse of the people who never forget
http://www.bbc.com/future/story/20160125-the-blessing-and-curse-of-the-people-who-never-forget

自分の人生に起こったことをこと細かに記憶する「ハイパーサイメシア」という人々が注目されだしたのは2000年に入ってからのこと。Jill Priceという女性が「自分は12歳の時から起こったことを毎日記憶しているのだが、科学的に説明できることなのか?」とカリフォルニア大学の神経科学者Jim McGaugh教授に尋ねたことがきっかけでした。

Priceさんの話に興味をそそられたMcGaugh教授は彼女をラボに呼び、「指定した日に世界で起こったニュース」と「指定した日に彼女の身に起こった個人的な出来事」を話してもらいました。そして、実際のニュースやPriceさんのつけていた日記と照合したところ、日付と出来事が全て合致していることが判明。また、調査を開始してから数年が経過してから「これまでにラボを訪れた日を教えてください」と質問したところ、Priceさんが答えた日付はすべて記録と合致していたそうです。

「完全記憶能力」を持つPriceさんについて、メディアもすぐに注目しはじめます。そして雑誌や映画で特集されるようになった結果、Priceさんのような能力を持った人々がカリフォルニア大学の研究チームにコンタクトをとってくるようになりました。

Nima Veisehさんもハイパーサイメシアの1人。もともと記憶力のよかったVeisehさんですが、2000年12月15日に開かれた友人の誕生日会で初めてのガールフレンドに出会った時から、全ての記憶をビデオテープのように再生できるようになったとのこと。それこそ、その日の天気や着ていた服、旅の最中に乗った電車でどの席に座っていたのか、ということまで、あらゆることを思い出せるそうです。

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