救急車の出動、今年は598万件 5年連続最多更新

「けがや病気の程度は入院の必要のない軽傷」でも救急車を呼ぶ必要はある。

救急車の出動、今年は598万件 5年連続最多更新:朝日新聞デジタルより
救急車の出動、今年は598万件 5年連続最多更新
桑山敏成2015年12月22日17時37分
 昨年1年間の全国の救急車の出動件数は598万4921件と、過去最多になったことが総務省消防庁が22日に公表した2015年版の消防白書から分かった。出動件数が過去最多になるのは5年連続。高齢者の搬送が増えているためで、同庁は増加傾向が今後も続くとみている。

 搬送された人は延べ約541万人で過去最多。このうち55・5%は65歳以上だった。けがや病気の程度は入院の必要のない軽症が49・4%を占めた。

 119番通報から救急車の現場への到着時間は平均8・6分で、10年前より2・2分遅くなっている。さらに、通報から患者が病院に入るまでの平均時間は39・4分と、10年前より9・4分遅く、東京や大阪など大都市を中心に2時間以上かかった人が約2万6千人いた。(桑山敏成)

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