違う気がする-芸能の世界、広がるバリアフリー 映画やテレビで徐々に

バリアフリーにカテゴライズするのは違う。
障害者がエンパワーメントされる仕組みではない。

映画「マンゴーと赤い車椅子」はクランクアップしてたはずでは?

芸能の世界、広がるバリアフリー 映画やテレビで徐々に:朝日新聞デジタルより 
芸能の世界、広がるバリアフリー 映画やテレビで徐々に
広部憲太郎
2014年5月19日07時29分
審査員の前でアピールする車椅子のオーディション参加者=東京・代々木、広部憲太郎撮影
 映画やテレビで障害者が活躍する機会が、少しずつだが増えている。来年公開予定の映画では障害者限定の出演者オーディションが開かれ、テレビには障害者がテーマのバラエティー番組も登場。芸能の世界でのバリアフリーはさらに広がっていくのか。

 2015年新春に全国公開予定の映画「マンゴーと赤い車椅子」では、一風変わった配役のオーディションが開かれた。参加資格は障害者限定だ。

 監督は大河ドラマ「太平記」などの脚本を手がけた仲倉重郎さん(72)。15年前に大動脈解離を患って以来、自身も車椅子生活を続ける。リハビリ先で前向きに生きる大勢の若者に出会い、「いつか彼らを映画に」と構想を温めてきた。車椅子の人の闘病記や、自身の体験を参考に脚本を書いた。

 映画は昨年末にクランクアップ。鹿児島県大崎町などを舞台に、マンションからの転落事故で下半身不随となった女性看護師を元AKB48の秋元才加さんが演じる。過酷なリハビリの中、恋人に去られたり、患者仲間に励まされたりしながら、新たな恋も見つけて成長していく物語だ。母親役で愛華みれさん、祖母役で三田佳子さんらも出演する。

 主な舞台はリハビリ病院。「健常者が車椅子をこいでもリアリティーがない」と考え、病院のシーンではプロの俳優以外の脇役の多くは、障害者限定で募集することにした。昨年秋に開かれたオーディションには8歳から59歳までの男女28人が参加。ダンスや自己PRを通じて審査した。

 出演予定の東京都内のソフト会社経営岡安光雄さん(45)は、かつてアクション俳優を目指していた。18歳の時、トランポリン練習中に頭から落ち、肩から下がまひし、車いすでの生活に。夢を断念したが今回の募集を知り、「もう一度挑戦したくなった。生活にも張りが出る」。

 都内の公務員桐生寛子さん(30)は4年前、スノーボードの事故で下半身がまひした。演技の経験はないが、「やりたいことは後回しにしてはいけないと、車椅子になってから感じた。演じることは昔からのあこがれ。後悔したくなかった」と応募し、出演が決まった。

 配給会社によると、受験者のうち数人は、クレジットにも名前が載る予定。他にもエキストラで出演する人もいる。仲倉監督は「やる気満々の人が多くて驚いた。意欲にできるだけ応えたい。街では、車椅子の人がとても増えていると感じる。映画の中でももっと自然に、出られるようになればいい」と話す。

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