ベトナム、原発着工を延期へ 日本の受注分に影響も

ベトナム、原発着工を延期へ 日本の受注分に影響も:朝日新聞デジタルより 
ベトナム、原発着工を延期へ 日本の受注分に影響も
2014年1月18日17時55分
 ベトナム初の原子力発電所の建設計画で、ロシアが受注した第一原発(2基)の着工時期が延期される見通しとなった。当初予定の今年から2020年にずれ込む可能性もある。東京電力福島第一原発の事故をきっかけに、安全の見直しを求める声が強まり対応を迫られていた。日本が受注した第二原発(2基)建設の日程にも影響しそうだ。

■ズン首相「安全を最優先」

 グエン・タン・ズン首相が15日に国営石油会社ペトロベトナムとの会合に出席した際、今年中に予定していた第一原発の着工が2020年ごろまで延期される可能性があるとし、代替の発電用燃料を十分確保するよう指示した。首相が原発着工時期の延期に言及するのは初めて。ベトナム紙トイチェが報じた。

 ベトナムでは福島原発の事故後、国内では知識層を中心に安全面の見直しを求める声が高まった。人材育成や法整備が遅れていることから、グエン・クアン科学技術相もメディアの取材に「多くの意見がある」と認め、着工の先送りを示唆していた。ズン首相は会合で「原発建設は安全が最優先で、基準を満たさなければ実行しない」と語った。

 また、ベトナムエネルギー協会のチャン・ベト・ガイ会長は地元メディアに「まだ技術面での計画がまとまっておらず、借入資金など財政計画のめどがたっていない」と明かした。

 第一原発は南部ニントアン省のフォックジンに計画。ロシアが受注し、今年中に着工、20年に1号機、21年に2号機を稼働させる予定だった。

 一方、日本が受注した第二原発は同じ省のビンハイに予定されている。総事業費は1兆円規模で、20年ごろの稼働を目指していたが、ベトナム政府は第一原発を優先して進めており、第二原発は炉型の選定も済んでいない。第一の遅れは第二原発の計画に影響するとみられる。


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